アイスランドで世界最北の温泉体験をしよう!

アイスランドという名前だけを聞くと、極寒の地という印象が強いかもしれませんが、実はアイスランドは多数の
火山を有しており、その地熱資源を利用した温泉が名所の一つとなっており、各地に温泉が湧き出ています。
温泉大国であるアイスランドでは、日本同様、温泉好きの人々がたくさんいます。

国連の調べでは、世界幸福度ランキングで上位の常連(2015年:2位、2016年10位)のアイスランドですが、 その理由の一つは温泉といわれているそうです。
そんなアイスランドにはいったいどんな素敵な温泉があるのでしょうか。ここではアイスランドの
温泉について紹介したいと思います。

入浴前の事前準備

アイスランドの温泉の基礎知識

アイスランドは北海道よりも少しだけ大きい土地に数多くの天然温泉が湧き出ていますが、寒いというイメージの
アイスランドになぜそれほど多くの温泉が存在するのでしょうか。
実はアイスランドは国内の利用エネルギーを全て再利用可能エネルギーで賄っており、その内訳は7割が雨水や氷河の溶解水を水源とした水力発電、残りの3割地熱発電となっています。
この地熱発電は火山地帯の地下にあるマグマの熱で加熱された高温の蒸気を取り出し、タービンを回すことで電力を得ているのですが、この豊富な地熱によって地中の水が温められるので、国のあちらこちらで温泉が湧き出ているのです。
なお、アイスランドではシャワーのお湯なども温泉水を利用しているため、ホテルで『お湯』の蛇口をひねった場合には硫黄分を含んだ温泉が出てきます。アイスランドの女性は肌が若いと言われていますが、その理由として、日常的に硫黄分を含んだ温泉水を浴びているからとも言われています。
なお、硫黄が含まれているので、入浴時には金属類は外すようにしましょう。(変色する可能性があります)

温泉に入る際の持ち物リスト

  • 水着
    アイスランドの温泉は混浴のところがほとんどです。そのため入浴する際は水着の着用が必須となりますので必ず持参するようにしましょう。
    (現地でも購入・レンタルが可能ですが、施設に無い場合もので必ず持って行くようにしましょう。)
  • 上着
    アイスランドは夏でも10℃近くまで気温が下がることがあるため、入浴後に湯冷めしないためにも何か羽織るものを持っていくといいでしょう。
  • サンダル
    脱衣所から温泉までは舗装されておらず砂利や石などで凸凹しており、素足で歩くのが困難な場所もありますので、サンダルは必ず持って行くようにしましょう。
    (特に冬は地面がキンキンに冷えており、素足だと「痛い」と感じるほどです)
  • タオル
    タオルも現地で購入・レンタル可能可能なところもありますが、小さい温泉だと購入・レンタル用の施設がない場合もありますので持参しておくほうが無難でしょう。
  • その他
    ブルーラグーンやミーヴァトンネイチャーバスなどの入浴施設では入浴前に体を洗う必要がありますが、シャンプーやボディソープが備え付けられているため、持って行く必要はありません。

アイスランドの名湯8選

ブルーラグーン

ブルーラグーン Blue Lagoon
世界最大の露天風呂であり、アイスランドでもっとも有名な観光地の一つでもあるブルーラグーン。その広さは約5,000平方メートルを誇り、一面美しい乳白色の温泉が広がっています。
このお湯の色は、シリカと呼ばれる物質が含まれていることが要因のひとつです。
このシリカという物質、美肌成分が含まれており、施設内では無料でシリカパックを受けることもできますので、入浴した際には是非とも利用するようにしましょう。
住所
240 Grindavik, Iceland

営業時間
8:00~22:00※時期により異なります。

料金
5400ISK~※時期・時間帯や利用プランにより異なります

公式HP
http://www.bluelagoon.com/

シークレットラグーン

 

シークレットラグーン Secret Lagoon
隠れた名湯として、近年観光客の人気が上昇中のこの温泉は、ゴールデンサークルルートのほぼ中央に位置するフルジールという街にあることから、ゴールデンサークルツアーに組み込まれているものもあります。
コケに蒸した大地に囲まれた天然温泉は、植物の成分が溶け出していることから薄く緑がかっており、自然の中で湯気がモクモクと立っている中での入浴は、まさに秘湯といってもいいでしょう。
更衣室やシャワーも完備されているため、安心して利用できます。

住所
Hvammsvegur, 845 Fludir

営業時間
5~9月 10:00~12:00 、10~4月 11:00~20:00

料金
大人:2,800ISK/シニア(67歳以上):1,400ISK/子供(16歳以下):無料/水着・タオルレンタル:各500ISK

公式HP

Secret Lagoon Home

 

ミーヴァトンネイチャーバス

Jardbodin vid myvatn

Jarðböðin við Mývatn - Mývatn Nature Baths

 

ネイチャーバス Nature Bath
アイスランド北部最大の都市、アークレイリから車でおよそ2時間半ほどの距離に位置している名湯ミーヴァトンネイチャーバス。
アイスランドで温泉というと、ブルーラグーンばかりが注目されがちですが、このネイチャーバスも実は魅力にあふれています。
周囲には絶景を望める湖・ミーヴァトンや、地球の割れ目グリョウタギャウなど、北部アイスランド観光のハイライトが集まっているので、
北部観光の終わりにミーヴァトンネイチャーバスで疲れを癒すというのが人気の利用プランです。
施設内にはブルーラグーン同様レストランも併設されているので、空腹を満たすことも出来ます。
住所
Jardbadsholum, 660 Myvatn

営業時間
6月~8月:9:00~24:00/9月~5月:12:00~22:00

料金
大人:4,000ISK/ティーン(13~15歳):1,500ISK/子供(12歳以下):無料

公式HP
http://www.myvatnnaturebaths.is/

フォンタナスパ

フォンタナスパ Laugarvatn Fontana
シークレットラグーンと同様、ゴールデンサークルエリア内にある温泉なので、ゴールデンサークル観光との組み合わせたツアーが各社より販売されています。
ゴールデンサークル観光は周辺をかなり歩くことになります。旅の終わりにこのフォンタナスパで旅の疲れを癒してはいかがでしょうか。
なお、このフォンタナスパには湖から噴出するスチームを利用したサウナや温水のプール、ミネラルをたくさん含んだジャグジー等入浴施設が充実していることに加え、
湖に面したスパからは湖を一望できます。晴れの夜空の場合、お湯につかりながらオーロラ観賞もできるかもしれません。
また併設するカフェではヘルシーで美味しい地元の食材を使った軽食もありますので、入浴されない方も湖を見ながらゆっくりすることができます。
住所
Hverabraut 1, 840 Laugarvatn, Iceland

営業時間
6月中旬~8月中旬:10:00~23:00/8月下旬~6月上旬:11:00~22:00

料金
大人:3,800ISK/ティーン(13~16歳):2,000ISK/子供(12歳以下):無料/水着・タオルレンタル:各800ISK

公式HP
http://www.fontana.is/

ヴィティジオサーマルスパ

Víti

ヴィティジオサーマルスパ Viti geothermal spa
世にも珍しい火口に存在する天然温泉です。ヴィティ・ジオサーマルスパは、アイスランドの内陸部(ヴァトナヨークトル国立公園の北部)に
位置するため、どこの町からもアクセスが大変な場所にあります。ヴィティとは、アイスランド語で「地獄」という意味ですが、そこへの道のりはその名のとおり、苛酷なものとなっています。
東部観光の中心地エイイルスタジールから車で5時間ほどのところにあるのですが、途中山道を通ることとなるため、レンタカーでの訪問はやや困難です。訪問する場合はツアーを利用するようにしましょう。
(なお、ここで紹介するヴィティはアスキャ火山にあるものですが、クラプラ火山にもヴィティはあります)

ヴィティの水温は20℃~60℃で場所によって異なりますが、東側は大変熱くなっているので注意しましょう。
また、この温泉は硫黄が多く含まれており、硫黄の蒸気で気を失ってしまうこともあるそうなので、入浴には細心の注意を払うようにしましょう。
注意事項ばかりを上げてきましたが、この場所はアイスランドの温泉の中でも最も神秘的で大自然の力を感じることができると言われています。
アイスランドで一番壮大な温泉と呼ばれるヴィティ・ジオサーマルスパを是非訪れてみてはいかがでしょうか。
住所
GPS: +65° 2′ 49.30″, -16° 43′ 36.36″

営業時間
なし。※おススメ訪問時期:6~8月

料金
無料

公式HP
なし

ランドマンナロイガル
Landmannalaugar

ランドマンナロイガル Landmannalaugar
アイスランド中央部を占める高原地帯、ハイランドと呼ばれるエリアにあるランドマンナロイガルは、実は隠れた温泉の名所としても人気です。
ロイガルはアイスランド語で「温泉」という意味があり、ランドマンナロイガル一帯は国内有数の地熱地帯としても有名で、その活発な地熱活動が溶岩の間から蒸気が噴出させていたり、それにより変色した鮮やかな大地を見ることができる、不思議な場所です。

ランドマンナロイガルへはレイキャビクからのデイツアーでいくのがいいでしょう。
広大な土地が広がる中で、高温のお湯が沸きあがり、それが川の水と混ざって入浴に適した温度になっていますが、その光景はまさにアイスランドならでは。入浴しながらこれほどの自然を感じられる場所は世界でも珍しいです。

更衣室などはないので、訪れる際は準備をしっかりしていきましょう!

住所
GPS: 63°59.600 19°03.660

営業時間
なし

料金
なし※ランドマンナロイガルへのツアーは19,000円~

公式HP
なし。ツアー情報はこちらから

セリヤヴァトラロイグ

A so called abandonned pool

セリヤヴァトラロイグ Seljavallalaug
アイスランド国内でも観光客に特に知られていない温泉がこちらのセリヤヴァトラロイグにあるジオサーマルプールです。アイスランドを訪れる観光客の多くが巡る南部アイスランドにあるのですが、スコウガフォスやセーリャラントスフォスなどがの陰に隠れ、観光ルートに組み込んでもらえないのですが、流れ込む温水は天然温泉という秘湯です。
奥に見える白い建物が簡易的な更衣室になっているので、駐車場から必要な荷物を持ちここまで歩いてきて、更衣室で着替えて入浴するという流れになります。あまり人が訪れないため、時期によっては完全にプライベートな空間で入浴を楽しむことが出来る穴場スポットといえるので是非時間を見つけて訪問してみましょう。
住所
Seljavellir, Skogar IS 861, Iceland

営業時間
なし

料金
なし

公式HP
なし
ナウサルヴィーク・ジオサーマルビーチ
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ナウサルヴィーク・ジオサーマルビーチ Nautholsvik geothermal beach
こちらは他とはまったく異なる温泉が楽しめる、今話題のスポットです。その名もナウサルヴィーク・ジオサーマルビーチ。その名のとおり、地熱を活用したビーチで、アイスランドにいながらにして海水浴が楽しめるとして地元の人から人気を集めています。残念ながら、こちらの温泉はまだまだ地元の人にしかあまり知られておらず、観光客はあまり訪れません。
しかし、地熱を活用したビーチに、まさにその隣には温泉があるという場所は、世界中でもここだけです!アイスランド人の憩いの場というだけあって、なかなか知ることの出来ないアイスランド人の素顔を見ることが出来るかもしれません。
住所
Nautholsvegi, 101 Reykjavik ? N 64°07’17” V 21°55’41”

営業時間
夏季:10:00~19:00/冬季:11:00~13:00及び17:00~19:30

料金
夏季:無料/冬季:600ISK/タオルレンタル:600ISK/水着レンタル:300ISK/荷物置き:500ISK

公式HP
http://nautholsvik.is/desktopdefault.aspx/tabid-713/

 

行ってみたい温泉は見つかりましたか?

この記事の中では、特におススメの温泉を厳選してご紹介しましたが、まだまだアイスランドには魅力的な温泉やプールが沢山存在します。

温泉好きの人は、是非一度自分の足で、アイスランドの知られざる秘湯を味わって見てはいかがでしょうか。