絶景の宝庫といわれているアイスランド。
絶景というと、世界遺産に登録されているイメージがありますが、実はアイスランドでユネスコ世界遺産に登録されているのは、自然遺産がスルツェイ島、文化遺産がシンクヴェトリル国立公園のみで、ともに1つずつと少なかったりします。しかし、世界遺産に登録されていなくても、アイスランドでは他国で登録されている世界遺産に負けずとも劣らない数々の絶景が存在します。
そんな魅力あふれるアイスランドですが、国土が北海道と同じくらいの広さがあり、見どころは東西南北各所に点在していることもあり、1週間程度の休暇では全て見て回ることが難しいのが正直なところです。
ここでは、そんな見どころ沢山のアイスランドのなかで特に押さえておきたいオススメの観光地・見どころを紹介したいと思います。
氷の洞窟(冬季限定)
まず最初にご紹介するのは氷の洞窟。
近年メディアでも紹介され始めているため、TVで見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。
天井から滴り落ちてくる地下水が溶けてかたまり、透き通った氷の膜が何層にも折り重なった美しい紺碧の空間が広がるその姿はまるでRPGの世界を彷彿とさせます。
場所はアイスランド南部のヴァトナヨークトル氷河。雪原をジープで20分ほど進んだところにあります毎年場所が変わるため、行くには必ずツアーに参加する必要があります。
なお、夏は氷が溶けて天井がもろくなってしまう為、ツアーは冬季限定となっていますが、冬にアイスランドを訪れるのであれば必ず訪れたい場所の一つでしょう。
ブルーラグーン
世界最大の露天風呂、ブルーラグーン。
アイスランドといえば、このブルーラグーンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
広さは5000平方メートルもあり、まさに世界最大の名に恥じぬ広さといえます。
場所はケフラヴィーク国際空港から車で15分程のところにあり、空港から直通のバスも出ています。
旅の終わり、空港に向かう途中で是非この温泉で疲れをいやしてはいかがでしょうか。
ブルーラグーンについてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。(訪問時の留意点や予約方法などをご紹介しています。)
セーリャラントスフォス
別名、裏見の滝。
その名前が示す通り、滝の裏側に回って流れ落ちる水を眺めることができます。
最近某電機メーカーのCMでも紹介されていたので、ご存知の方もいるかもしれません。
間近でみる圧倒的な水量だけでも驚きですが、夕日に照らされた姿は神々しさすら感じさせます。
場所は南アイスランドで、ツアーで訪れるのが一般的です。
セーリャラントスフォスについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
ゲイシール間欠泉(ゴールデンサークル)
アイスランドを代表する間欠泉。
5~10分に一度、高さ20メートルにわたる温水を噴出させます。
噴き出す直前に水面が膨らむ瞬間はまさに圧巻。是非肉眼で大迫力のシーンを体験してみてください。
また、噴出までのインターバルが短い為、限られた観光時間の中でも何度も見ることができるのも魅力の一つです。
場所はレイキャビークからほど近いゴールデンサークルにありますので、ツアーだけでなく、バスで行くこともできます。
ゴールデンサークルについてはこちらもご覧ください。
スナイフェルスネース国立公園
アイスランド西部一帯に広がる国立公園。
特徴的な奇岩群や海岸線、アイスランドを代表するキルキュフェトル山に加え、アザラシなどの動物も観察することができるという、アイスランドの魅力が凝縮された地域であるといえます。
ここまでで紹介してきたような特徴的な場所というものは特にないのですが、トータルでとても楽しめる場所なので、個人的にはかなりおすすめです。
スナイフェルスネース半島についてはこちらでより詳細に紹介しています。
クヴェリエル
アイスランド北部、ミーヴァトン湖の東側に広がる地熱地帯。
沸騰する温泉と硫黄泉の匂いが常に漂うアイスランドの地獄谷とも呼ばれる場所です。
色鮮やかな硫黄の池や、泥のような池から噴煙がぽこぽこと音を立てながら煙をあげている姿は地獄谷の名にふさわしいでしょう。
なお、遊歩道以外は大変危険なエリアとなっているため、外れて歩く等は絶対にしないようにしましょう
グリョウタギャウ
クヴェリエル同様、ミーヴァトン湖の東側に位置する洞窟温泉跡。
溶岩によって造られた洞窟であり、中には温泉が溜まっています。人気の秘湯でしたが、1975年から84年の火山活動によって温泉の温度が上昇し、崩落の危険性もあるため、現在では入浴禁止となっています。(見学のみ可)
小さな入り口から入ると、洞窟内に温泉が広がっています。暗闇のなか幻想的に揺らめくコバルトブルーの水面が日に照らされて美しくきらめいています。
また、洞窟の上はギャウになっており、岩盤が隆起し、すごい力で引き裂かれた大きな岩の谷となっています。片方が北アメリカプレート、もう片方がユーラシアプレートとなっています。
グリョウタギャウに来たら、温泉だけでなく、このギャウも必ずチェックするようにしましょう。
アゥスビルギ
アイスランド北部にある巨大な馬蹄形の渓谷。
長さ3.5km,幅1.1km周りは高さ100mの切り立った崖が馬蹄形を形成しており、その内側は巨大な森林が広がっています。
ハイキングコースも整備されており、現在アイスランド屈指のヒーリングスポットとしても有名です。森林浴を楽しみながら、日ごろの疲れをいやしてはいかがでしょうか。
ゴーザフォス
神々の滝を意味するアイスランド北部エリアを代表する滝。
落差は12mとそれほど高くありませんが、幅は30m以上あり、その水量は迫力があります。また、中央にある細い流れを挟んでほぼ対象に流れ落ちる姿は丹精で、神々しささえ感じさせられます。アイスランド北部を訪問する際には是非とも立ち寄りたいスポットです。
いかがだったでしょうか。
絶景の宝庫のアイスランド、このほかにも見どころはたくさんあります。
見どころについてはこちらのページでも紹介していますので是非一度ご覧ください。