どこまでもフィヨルドが続く、アイスランド最奥の地へ・・

スティキスホゥルムルから船でブレイザルフィヨルズル湾を渡ると、そこは西部フィヨルドとなります。数えきれないほどの細い入り江は、ごくわずかの平地と高くそびえる山に囲まれています。
その少ない平地に漁村が点々とあり、狭い道路が入り江をぬように走っています。

エリア全体の人口はわずか7000人あまり。路線バスもほとんど運行されることがないこのエリアは、アイスランドの人々でさえも「一度は行ってみたい」というほどの秘境中の秘境といえます。
特に最先端のラゥトラビャルクに行ってきたといえば、きっとうらやましがられることでしょう。

それほど秘境感があふれる場所ですが、道路は整備されているので、レンタカーでこのエリアを一通りめぐるのは、決して難しいことではありません。
レイキャビークからのフライトが到着するイーサフィヨルズルが、旅を始めるのにふさわしい街です。一泊二日でも、ここを起点にしてレンタカーを使うか、ツアーに参加すれば、どこまでもフィヨルドが続くこの地域の美しさを堪能することができるでしょう。

 

イーサフィヨルズル

昔ながらの家並みが残る、西部フィヨルドの観光の拠点

イーサフィヨルズルは、西部フィヨルド地域の中心都市。

街は小ぢんまりとしていますが、築100年以上の古い建物もたくさん残っているので、散策が楽しめます。観光案内所にはこのエリアの情報がそろっており、ここで一通りの見どころについて教えてもらうといいでしょう。

また、ヴィーグル島への船もここから出ており、夏になるとたくさんの観光客が訪れます。また、冬は街から車で5分ほどの距離にスキー場があるので、スキーリゾートへと姿を変えることとなるそうです。

Isafiorður

Isafiorður

Isafiorður

 

ヴィーグル島

最高級羽毛のふるさと

野鳥が飛び交う小さな島へ・・・

ヴィーグル島は、最高級のケワタガモの羽毛が取れる島の一つとして有名です。今でも生産は続けられれ、日本へも輸出されています。この鳥の羽毛で作られた布団は、高いものだと100万円もするといいます。島には小さな郵便局があり、ここでケワタガモの羽毛や実際に買っているケワタガモを見ることができます。

また、ヴィーグル島はそのほかの野鳥もたくさんやってきます。パフィンやウミガラス、曲アジサシなどがこの島で繁殖を行っており、バードウォッチングが目的で訪れる人も多いようです。

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Vigur

  • たくさんのパフィンが集まるところを見ることができる。

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  • ケワタガモの雄。カラフルな頭部が印象的。

フロゥカルンドゥル

フィヨルドを眺めながら露天風呂に入ろう

北西部フィヨルドの南岸にあるフロゥカルンドゥルは、小さな温泉で有名です。

近くには脱衣場もシャワーもロッカーも何もないので、水着を着こんできてざぶんと浸かるのがここの楽しみ方。温泉につかりながらフィヨルドを眺めることができるのは、アイスランドでもここだけでしょう。

500mほど西には、ホテル兼レストランがあるので、食事をここでとったあとに、バーカウンターでビールを買い、水着に着替えてここまでくれば、極楽タイムが待っています。

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Hotel Flokalundur

ラゥトラビャルク

欧州最西端の絶壁でバードウォッチングをしよう

ヨーロッパには「地の果て」と呼ばれる場所がいくつかあります。ポルトガルのロカ岬やイギリスのランズエンド、アイルランドのドン・エンガスなど、どこも大西洋に面した絶壁ですが、欧州最西端のラゥトラビャルクはなんと高さ400mの絶壁です。

完全に反り返っているように見えるその崖に立つとその高さに思わず足が震えてしまいますが、その崖は、無数の鳥が子育てをする安楽の地なのです。ここの野鳥は保護されているので、人を恐れることがありません。そのため、様々な野鳥をすぐ目の前で見ることができるため、バードウォッチャーたちには感涙物の場所です。

Látrabjarg

Látrabjarg

Puffins at sunset