アイスランドの季節

アイスランドには日本同様に、四季がありますが、春夏秋冬の期間は均等ではありません。アイスランドは春と秋が2か月と短く、逆に冬は5カ月と一番長くなっています。

4~5月
6~8月
9~10月
11~3月

四季の変化(気温と降水量)と服装

季節ごとの気温や降水量の変化も日本ほど大きくありません。

気温は年間を通して低く、夏でも、最も高いのが7月で13.3度と日本の秋~冬に相当する気温です。
また最も低くなるのが1月の-3度となっており、寒暖差は少ないのが特徴です。なお、同緯度の地域に比べてかなり温暖な気候となっていますが、これは地熱の影響に加えて、アイスランド周辺に暖流があるおかげで周辺の海の気温が高いからと言われています。

降水量についても日本と異なり、年間を通して少なくなっています。そのため、雨で一日中観光ができない、といったことはあまりありませんが、アイスランドの天候は頻繁に変化します。快晴だと思ったら1時間後には雷雨や強風に見舞われたり、その逆も同様にあり得ます。

このことは先程の海流が一部影響しています。アイスランド周辺の海はメキシコ湾から北上してくる暖流の影響で暖かいのですが、北極から南下してくる寒流とぶつかることで大気が常に不安定となっており、その影響で頻繁に天気が変化したり、暴風雨や嵐となることがあるのです。

このように天候の変化の激しいアイスランドを観光する際には、夏は日差しがあればTシャツでも十分ですが、突然雨が降り出すこともあるので、ウインドブレーカーなど、防水仕様のアウターを準備しておくことをオススメします。 (風が大変強いので傘は役に立ちません。)

また、冬は気温がそこまで低くならないため、ヒートテックのインナーにダウンジャケットやマフラーがあれば十分ですが、風が強く、体感温度は気温よりも寒く感じることから、それらに加えて防風の上着やカイロを準備するほうがいいでしょう

 

旅のベストシーズンと季節ごとのおすすめポイント

旅のベストシーズン

アイスランドの旅のベストシーズンは6~8月です。

この期間は比較的気温も高く、日照時間も長いため観光に適しており、非常に多くの観光客が訪れます。
そのため、有名観光地へのツアーやアクティビティ、白夜観測等、ツアーが充実することから、アイスランドの魅力を最も感じることができる時期と言えるでしょう。
一方で、「オーロラ」や「スーパーブルー」を目的として、アイスランド旅行をする方も多く、冬も人気のある季節であるといえます。
また、人気のある夏の6~8月とクリスマスから年始にかけては『ハイシーズン』となっており、この期間はホテルやツアーなどが非常にとりにくくなっているうえに、価格も通常時の倍以上となっていることもあります。
ベストシーズンにこだわらずに、アイスランドの旅行の目的を踏まえて訪問時期を検討することが大切です。

 

季節ごとのおすすめポイント

春のアイスランド

4月 5月
最高気温 5.7℃ 9.4℃
最低気温 0.4℃ 3.6℃
日の出 6:44 4:58
日の入り 20:20 21:53

春のアイスランドは徐々に上昇する気温とともに日照時間も長くなっていき夏の訪れを感じさせます。雪解けとともに訪問できる場所も増えていき、それとともにツアーの本数も増えていきます。
春のアイスランドはその時期でないと見れないというような目玉はないですが、以下のような特徴があります。

  • ハイシーズンではないため、観光客も比較的少なく、ホテルの予約が取りやすく、価格も安い
  • 日照時間も十分に長いため、観光時間が長めに確保できる
  • 4月初旬までであればオーロラツアーも期待できる

 

夏のアイスランド

6月 7月 8月
最高気温 11.7℃ 13.3℃ 13.0℃
最低気温 6.7℃ 8.3℃ 7.9℃
日の出 3:21 3:06 4:35
日の入り 23:32 23:56 22:30

夏のアイスランドは日本の春くらいの過ごしやすい気温に加え、日照時間が極めて長く真夜中もほとんど沈まない白夜という現象が起こります。 最も日照時間が長いと言われるのは夏至の6月21日で、この日以降は毎日2分ずつ日照時間が短くなり、夜が長くなります。(白夜は7月末までは楽しむことができます)。

また、白夜の他にも夏季限定のツアーはあり、ハイランドと呼ばれる内陸部の中央高原地帯を訪れるツアーなども催行されます。

ツアーの種類も充実してきますが、内容も通常よりも充実しやすくなっており、たとえばパフィンや多くの種類のクジラやイルカがアイスランドに渡りするので、ホエールウォッチングやバードウォッチングをする場合には、夏の方がより多くの動物たちに出会う可能性が高まります

更に、雪も解けているため、運転がしやすいため、レンタカーでのセルフドライブツアーも気軽に楽しむことができます。 ツアー以外にも、音楽フェスティバル屋外イベントなども開かれます。また、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖では日本同様花火大会なども開催されています。

魅力を上げるときりがない夏のアイスランドですが、改めてポイントを整理すると

  • 日照時間が長く、長時間観光が楽しめる
  • ツアーの種類が豊富で、白夜ハイランドツアーなど、この季節にしか楽しめないツアーも催行される
  • パフィンやクジラ、イルカなどの野生動物を観測しやすい
  • 雪道がなくなっているため、レンタカーでの旅行がしやすい
  • 音楽フェスティバルや花火大会など、各種イベントが行われ、国全体がお祭りのように盛り上がるところを楽しめる

といった特徴があります。ただし、反面ハイシーズンとなるため、

  • ホテルやツアーなどの価格が他のシーズンの倍以上となる
  • 非常に多くの観光客が訪れるため、ホテルやツアーの予約が取れない

といったデメリットもあることを覚えておきましょう。

秋のアイスランド

9月 10月
最高気温 10.1℃ 6.8℃
最低気温 5.0℃ 2.2℃
日の出 6:11 7:37
日の入り 20:42 18:56

秋のアイスランドは春とは逆に、冬の訪れを感じさせるように平均気温が一気に一桁代まで低下するとともに、日照時間も急激に短くなります。
9月は季節の変わり目で、風が強く雨が降る日が多くなり、時に雪が降る場合もあり、天候が安定しないことが多いですが、反面、日本の紅葉のように、赤やオレンジなど鮮やかな紅色に染まった、息を呑むほど美しい風景が楽しめます。

秋のシーズンは夏限定のツアーが終了し始めるとともに、オーロラツアーが開始される時期でもあります。秋のアイスランドは春と同様夏と冬の合間のシーズンであり以下のような特徴があります。

  • ハイシーズンが終わり、ホテルの予約が比較的とりやすく、価格も安くなる
  • 秋独特の紅葉の風景を楽しむことができる。
  • 夏と冬の両方のツアーを楽しむことができる。
  • 寒くなる前にオーロラ観測を楽しむことができる

ただし、10月下旬になると、日照時間がかなり短く(9:00-17:30程度)なり、観光に費やせる時間も短くなるため、訪問時期には注意しましょう。

冬のアイスランド

11月 12月 1月 2月 3月
最高気温 3.4℃ 2.2℃ 1.9℃ 2.8℃ 3.2℃
最低気温 -1.3℃ -2.8℃ -3.0℃ -2.1℃ -2.0℃
日の出 9:12 10:46 11:19 10:10 8:34
日の入り 17:10 15:47 15:43 17:14 18:48

冬のアイスランドは最も寒く、暗い時期であると言えます。最低気温は氷点下を下回り、日照時間も1月には11:19~15:43日本では想像できないくらい短くなっています。

しかし、この時期には冬のアイスランドを象徴する、「オーロラ」や「スーパーブルー」と呼ばれる氷の洞窟のツアーが催行されます。特に氷の洞窟ツアーは11月~3月限定となっており、春や秋のアイスランドでは見ることができない冬特有のツアーとなっています。
冬のアイスランドの特徴としては、以下のようなものがあります。

  • オーロラや氷の洞窟など、それ単体でも訪れる価値のあるツアーが楽しめる
  • ローシーズンのため、ホテルは直前でも予約可能なところが多く、価格も安くなっている

一方で

  • 日照時間が短いため、観光時間が限られておりツアーの催行本数も減っている

といったデメリットも認識しておく必要があります。

 

 

旅の ベストシーズンの訪問は素晴らしい体験が約束されているのは間違いないですが、それ以外でもの季節にもベストシーズンに決して劣らない魅力があります。いつ訪れるべきなのかということは自分の旅の目的や予算に応じて決めるといいでしょう。