6日目 スナイフェルスネース半島ツアー
行程表
7:30 | 起床。 ピックアップ |
8:00 | ツアー車に乗り換え |
9:00 | ボルガルネースのカフェで休憩 |
10:30~11:00 | イートリトゥンガ到着。 自由時間30分。 |
11:50~12:10 | アルナルスターピ到着。 自由時間20分 |
12:20~13:20 | ヘトルナル到着。 自由時間60分 |
13:30~14:00 | 洞窟探検。 |
14:30~15:10 | ジュパロゥンスサンドゥル到着 自由時間40分 |
15:50~16:20 | キルキュフェトル山到着 自由時間30分 |
16:30~17:00 | カフェで休憩 |
19:30 | ホテル到着 |
20:00~21:00 | 夕食 |
22:00 | ホテルで晩酌 |
24:00 | 就寝 |
目に映る景色すべてが美しい、スナイフェルスネース半島
アイスランド旅行6日目は、アイスランド西部のスナイフェルスネース半島の観光ツアーに参加してきました。
スナイフェルスネース半島はその先端部分が国立公園に指定されており、見どころも先端近くに集まっています。海岸に目を向ければ、アザラシや海鳥やの姿が見られる海岸や奇岩が、内陸部に目を向ければ、国立公園のシンボルともいえる頂がスナイフェルスヨークトル氷河におおわれた山を背景にしたアルプスを彷彿とさせるような美しい風景が広がります。
360度どこを見ても美しい景色が広がり、決して飽きることがないのですが、それに加えて、洞窟探検といった少し風変わりな体験をさせてくれる箇所もあります。
ツアーでは1日かけてもなかなかすべてのスポットを見て回ることができなかったので、次訪れる場合には2日くらいかけてじっくり見て回りたいと思ったスポットです。是非観光ルートに取り入れることをおススメします。
まさかのピックアップ時刻に起床!?
前日のオーロラツアーからの帰宅が24:30となり、その後荷造りをして就寝したのが26:00となってしまったため、予想以上に深い眠りに付いてしまい、起きたら7:30でした。ピックアップ時刻は7:30。ヘタをするとおいて行かれてもおかしくないと思い、ダッシュでホテルの入り口に向かうと、ジャストで車が来たタイミング。
「JUST A MOMENT,PLEASE!!」
とガイドにいい、5分で準備して乗り込みました。
・・・ピックアップ時刻には余裕をもっておくようにしましょう。
ちなみに、今回もGLAY LINE社を利用したため、ピックアップ車からツアー車に乗り換えを行ったのですが、ゴールデンサークルほど利用客も多くないようなので、大型バスではなく、15人乗りくらいの中型のバンのような車でした。しかし、改めてみると囚人護送車のような外見ですね。
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今回のツアーで利用したツアー車。 スナイフェルネース半島周辺は道路が整備されているものの、海岸近くまで入り込めるように、グリップとサスペンションがしっかりしたしようとなっている様子。 |
イートリトゥンガは海鳥とアザラシの楽園のはず・・・
西部の見どころで最初に訪れたスポットはイートリトゥンガ。レイキャビークからは車で2時間ほどかかるため、途中休憩をはさんだうえで訪れます。ここは岩場の近くでアザラシが昼寝をする姿やたくさんの海鳥が戯れている姿を見ることができるスポットだったはずが、岩場にはただ波が打ち付けるだけで生き物の姿は確認できませんでした。かろうじで確認できたのが放牧されていたと思われる羊のみ。冬だと活動を停止しているんですかね・・・。
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看板でもアザラシをアピールしているんですが、岩場には何もいません。
羊はかわいかったんですが、これを見に来たわけでは・・・(笑) |
アイスランドなら落とし物も戻ってくる!
アルナルスターピの観光を終えて、バスが出発した瞬間、携帯がないことが発覚しました。かばんやポケットなどすべて洗ってみるも、見当たらない。バスに戻るときにダッシュしたので、そこで落としたに違いないと思い、すぐにドライバーに、
「I Lost My Phone!」
とこの旅行で一番の大声で主張し、引き返してもらいました。
しかし落とした場所に全く心当たりがありません。そのため海岸全体で自分がとおった道をすべて追跡する必要あるのですが、30分間かけて歩いた箇所をもう一度トレースするのはそれなりに時間もかかるし、ツアーのほかのお客さんに迷惑がかかるため、あまり時間をかけるわけにもいかず、正直5分で見つけることができなかったら、おいて行ってもらおうと思っていました。そして5分が経過するころ、あきらめ顔で歩いていると、
「Is This Yours?」
と声をかけられました。顔を上げると、落とした携帯が目の前に。
ほかのツアーに参加していた観光客だったようですが、拾って届けようとしてくれていたそう。
何度もお礼をいい、ダッシュでバスに戻りました。
普通外国で携帯を落としたら戻ってくることなど期待できないですが、今回手元に戻ってきたのはアイスランドの人々ややってくる観光客のマナーの高さの代物なのではないでしょうか。
アルナルスターピではあまり時間が取れず
溶岩でできた断崖の景色が有名なアルナルスターピですが、ここでの観光時間は20分しかありませんでした。それというのも、アイスランドのツアーは最終到着時間を守ることを最優先とするため、ひとつの観光スポットで時間を使いすぎると、ほかの箇所の観光時間が短くされてしまうのです。
つまり、先ほどの携帯電話を捜索しにいった20分が本来の観光時間から差し引かれているということ。
参加者のみなさん、申し訳ありません・・・。
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アルナルスターピの海岸線には奇岩や溶岩でできた断崖があり、そこに打ち付ける波は大迫力でした。 |
ヘトルナルはアルプスを彷彿とさせる美しい景色。だが食事はひどい。
ヘトルナルは小さな教会が印象的な観光ポイントで、近くにレストランも併設されており、西部アイスランドツアーの昼食ポイントとしても活用されるポイント。管理人が参加したツアでも昼食休憩を兼ねて60分の時間がありました。
周囲は特にこれといって目立つものはないのですが、それが逆に周囲の山や平原等の自然の美しさを際立たせ、まるでアルプスの中にいるかのような錯覚を覚えました。
一方で、レストランはひどいもので、レジのオペレーションが悪く、行列はなかなか進まなくて、並んでから食事を食べ始めるまで30かかるわ、やっとでてきた食事はおいしくないわで、散々でした。ヘトルナルに立ち寄る方は、レストランでの休憩は時間をずらすことをこころからお勧めします。
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何気ない風景が美しい。小さな教会のそばにはゲームの世界のような墓地も。 | |
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周囲に何もないため、水平線も見えます。 ラムスープはパンとセットで2500ISK。さすがに高すぎる・・・。 |
洞窟ツアー「The Cave」はまるでドラクエの世界!?
ヘトルナルを出発して5分ほど車で移動すると、小さな小屋の前で降ろされました。そして全員にヘルメットと懐中電灯が手渡され、おもむろにガイドさんが、「これから洞窟探検に行きます」と言い出しました。ツアーの申し込み時には詳細な行程の説明まではなかったので、正直意外でしたが、洞窟探検なんて初めての経験なので、ワクワクしました。
まるで秘密基地のような小さな入り口から入り、らせん階段をおりていくのですが、10mほど下るともう地上の光は差し込まず、周囲が全く見えない真っ暗な空間となります。その漆黒の空間にときどき滴る水滴の音だけが響きわたります。また、洞窟の内部は巨大な空洞で壁面は溶岩でできているのですが、ところどころ発光するバクテリアが付着しておりぼんやりと光っていたり、進んでいくと突然巨大な空洞が広がっていたりとまるでドラクエなどのRPGで訪れるような洞窟を実際に冒険をしているかのような錯覚に陥りますますテンションが上がってしまいました。
この洞窟ツアー、40分ほどで3000ISKと結構いいお値段なのですが、楽しめること間違いなしなので、是非とも参加してみてください。
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小さな入り口から洞窟に侵入します。
洞窟内部は意外と広いです。 |
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洞窟内部は入り口近くは狭いですが、最深部はで巨大な空洞を形成しています。 |
難破した船の残骸がある海岸ジュパロゥンスサンドゥル
洞窟ツアーを出て興奮冷めやらぬ中で、続いてやってきたのが、ジュバロゥンスサンドゥル。駐車場が小高い丘のようなところにあり、そこから200mほど下っていくと、一面に小石が敷き詰められた海岸にたどり着きます。これまで訪れた海岸では波打ち際は細かい砂であることが多かったのですが、ここは直径5~10cmほどの石で埋め尽くされており、珍しい印象でした。ちなみにこれらの小石は、すべて楕円形で、角がきれいに取れており、見ている分にはきれいなのですが、歩くたびに足がとられてすごく歩きづらかった印象があります。
また、このジュバロゥンスサンドゥルは難破した船の残骸があるということでも有名な海岸です。
残念ながら管理人が訪問したタイミングでは雪に埋もれており、目立ちませんでしたが、船の残骸が放置されているなんてドラクエの世界見たいですよね(笑)
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大小ある石はすべて丸みを帯びています。 左下の写真の船の残骸は雪に埋もれてほぼ見えていませんね・・・。 |
有名なオーロラスポット アイスランドのシンボル キルキュフェトル山
ジュバロゥンスサンドゥルを出発した後は、アイスランド西部観光の最後のポイント、キルキュフェオル山に向かいました。
キルキュフェトル山は絵葉書やアイスランドを紹介する写真でよく使われているスポットで、名前は知らなくても見たことはあるという方も多いのではないでしょうか。
このスポットをとらえた写真は多数ありますが、なかでもオーロラとともに撮影している写真が有名なのではないでしょうか。多くの観光客が三脚片手にキルキュフェトル山を撮影していますが、裏を返せば、このスポットは写真を撮るしかやることが無いとも言えます(笑)
管理人も様々な角度から写真を撮ったのですが、冬に訪れる場合には注意が必要です。それは、地面が凍っているうえに、滝の周辺が斜面となっているため、滑りやすいこと。
周囲でもよく滑って転んでいる人がいたので、アイゼンを用意する等の対策をするようにしましょう。
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2本の滝を手前配置して撮影する構図はかなり有名なのではないでしょうか。 なお、滝の周囲は斜面となっており、かなり滑りやすいので注意が必要です。 |